公益財団法人みんなでつくる財団おかやま 代表理事
医療法人サンズ・あさのクリニック 理事長・院長
浅野 直

私たちの取り組みについて

みんなでつくる財団おかやまは市民の寄付だけを基本財産として2012年に設立した「みんなの何とかしたいをカタチにする」市民コミュニティ財団です。

「つなぐ、つたえる、シェアをする」をキーワードに、広く多くの人に知ってもらいながら資金を集める地域版クラウドファンディング「割り勘」、個人でも少額から基金を設置できる「冠基金」などの仕組みを提供しています。

ヒト・モノ・カネ・情報の資源循環を通じて、社会課題の解決を進め「安心で持続可能な地域社会の実現」を目指しています。

2018年7月の西日本豪雨に対する救援、復興活動を対象に「被災地支援」の分野において助成をする基金を設立し、運用しました。

現在は、コロナ禍における様々な地域課題に目を向けつつ、引き続き社会課題の解決に向け取り組んでいます。

あさのクリニックは地域で暮らす子どもからお年寄りまで、どなたからも頼っていただけるかかりつけ医を目指して2014年に総社市に開設した診療所です。

外来診療だけでなく通院困難となった方への訪問診療にも取り組み、年をとっても病を持っても、今を生きる喜びの支援に取り組んでいます。

地域での支えあいの大切さ

私達が暮らす社会には様々な理由で困っている人がいます。

そして、今困っていない人もある日突然困ってしまうことがあり得る不安定な世の中なのです。

これはコロナ禍の今始まったことではなく、災害に巻き込まれたからでもなく、常にすべての人に起きうるリスクでもあるのです。

だからこそ、今できる支援を目の前の人へ届ける、そして届ける行為が次の出会いにつながり、どんどんつながっていくことで支え合う地域ができていくのだと信じます。

今できることを、惜しまず、丁寧に行っていくこと、行い続けていくことが地域を守り、お互いを守り、そして自らを守っていくのだと思います。

未来の子どもたちのために

私にできること、私達にできることを考えていました。

改めて考えてみると私を育ててくださったオトナたちはみな、懸命に日々の生活や実践に取り組んでいました。背中を見せてくれていました。

子どもたちが自らの足で自らの人生を歩み、自らの手を動かし、目の前に広がる世界を「素晴らしい」と感じ、自らを信じる心を持っていられるように今、この瞬間を大切に生きていくことに取り組んでいきたいと思います。

まっとうなオッサンたちはみなそうしていました。

さあ、今までの人生を通じて得た知識、技術、経験、情熱を子どもたちの未来のために還元しよう。

その方法は、今目の前にいる人や物事を大切にすることに他ならないのだということを、子どもたちに「暮らしを通して」伝えていこう。

【みんなでつくる財団おかやま】http://mintuku.jp

【あさのクリニック】http://asanoclinic.com/